【パンふぉ推薦図書】
読むだけで美味しい本をメンバーの感想とともにご紹介します。
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皆さんは、自分の人生で後どのくらい食事をとるのか・・・ 食事回数を数えたことなどあるでしょうか? ただ、表紙の絵のかわいさに惹かれ、気軽にこの本を手にした私はいきなり考えさせられたのです。 |
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| 「僕の食物語 1945-1997」 林 静一 著/フルーベル館 \1,600 | ||
| この本の著者・林さんは、ちょうど戦争の時に子供時代を過ごされた方で、食事を苦痛に感じたこともあった
そうです。今の私たちには、なかなか理解しずらい感情ですね。
第4章までで構成されている内容は、時代による食の変化を感じることができます。読むと、食に対する考え方が少し変わるかも・・・。 第1章 今話題の懐かしい「コッペパン」の挿絵で始まります。ただし、内容は彼が小学校へ上がるまでのもの・・・ つまり、日本が食糧不足の時代のことなので想像できない食べ物も出てきます。面白いところでは、イタリア映画を見ていて(さすがお仕事柄か、映画の話がよく登場します。)主人公の少年が、口から手までビューッと伸びるものを食べていて何だろうとずっと不思議に思っていたそうで、今ではそれはたぶんピザではないかと考えているそうです。もちろん、「コッペパン」の話も出てきます。 第2章 「春には春の、秋には秋の食物が食卓にのぼり、暦をくるように食卓は変化していった。」 昔の人に とっては、当たり前であった旬を味わうことが、今ではあまり感じられなくなってしまったことは、とても悲しい ですね。そして、そんな食卓の変化に伴って食空間も「ちゃぶ台」から「ダイニングテーブル」へと変化して いったそうです。でも、最近また「ちゃぶ台」が人気復活だとか・・・。それを追って、食事自体も変化するでしょうか? 第3章 きました!「給食」や「おやつ」の話題です。 男性ゆえの苦労もあるとか・・・。でも、今の男の子達には関係ないでしょうね。これも、時代の変化?! 第4章 彼の、食に対するこだわりが、一気にでていておもしろいです。例えば、「”刺身定食”というのがあるが、 寿司飯ならいいがあれはただの白いご飯なので、相性が悪い。刺身は刺身で食べるもので、酒の肴であってご飯のお菜にしてはいけない。」という部分など、つい「うん、そうだ!!」とうなづいてしまいました。 個人的に大納得・大賛成です。皆さんにも、何かそうゆう細かいこだわりってありませんか? さて、ざっとですが全体的なイメージを感じ取っていただけたでしょうか?人生の残りの食事回数なんて数え出したら、もう1回たりとも食事をおろそかにできなくなるはず!毎回の食事を大切にし、大いに楽しんで 生きましょう。 (ゆきこ) |
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「食卓一期一会」何だか物凄い題名。 ところで、"一期一会"って? 早速辞を引いてみたところ、 「一期一会=一生に一回しか会う機会がないような不思議な縁」。 一体どんな出会いが食卓の中にあるのだろ? 早速読んでみることにしよう。 |
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| 「食卓一期一会」 長田 弘著/晶文社 \2300 | ||
| この本は題名の通り、全編すべて食べ物を題材にした66編の詩集。
普段あまり詩集に馴染みのない私でも、大好きな"食べ物"が題材とあってすぐに読み終えてしまった。詩集でありながらまるで料理の本のよう。
料理を作って食べるということは至ってシンプルなことで、その中に気付かないでいることがいっぱいあるのだなと改めて感じた。(何だか漠然としていてごめんなさい・・・) 66編の詩は"台所の人々""お茶の時間""食卓の物語""食事の場面"の4つに分かれていて、その中で私が気に入った"お茶の時間"の2編をご紹介しましょう。 『いい時間のつくりかた』 〜 スコーン作りは至って単純なこと、1日にいい時間を作ること、それも至って単純なこと。その単純なことが難しい。〜 私も以前から思っていたことを、この詩が語ってくれている。 難しいことにばかり気が入って単純なことって結構見落としがち、ちょっとした幸せって結構身近にあるのかも。私にとって"いい時間を作ること"とは思いついたまま、肩の力を抜いて行くこと。皆さんも肩の力を抜いてみませんか。 『食べもののなかには』 〜 食べもののなかには世界があって、毎日食べているものにも世界がある、それを食べることは旅することなのだ。〜 何だか1日に3回旅しているなんて素敵。 旅行好きのうえ、食いしん坊の私にとっては、食事で世界旅行気分が味わえるなんて何ともお得。そうなると断然食事の時間も楽しくて、朝はクロワッサンにカフェオレでパリ ジャン気分、昼はパスタで食後はジェラートを食べながらお散歩、気分はローマの休日、夜は飲茶でニイハオ。想像するだけで何だか楽しくなってくる。 皆さんも世界旅行を楽しみましょう。今日の旅のパートナーはどなたですか? その他、パンについでの詩も幾つかある。 『クロワッサンのできかた』 クロワッサンは何故あんな型?今まで聞いたことのない作者流の解釈が面白い。 回答は読んでからのお楽しみ。 『ショウガパンの兵士』 ショウガパンを私は知らない、けれどこの詩を読むとショウガパンの作り方は判った。一体どこの国のパンでどんな味?どなたか知っていますか? 『イタリアの女が教えてくれたこと』 イタリアパンにニンニクをこすり付け、オリーブを垂らし塩をひと摘まみ、なんて詩もある。ニンニクが香ってきそうで何ともお腹が空いてくる・・・。 この詩集を読むと何か作りたくなってくる。 ちょっとしたブレイクタイムに読んでみては如何でしょう? (おーちゃん) |
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この本を手に取ったのはまずタイトルに惹かれたから。 大好きなパンに大好きなワインとくればチーズ?と思っていたら 意外にもおしゃべりときた…でも確かにおしゃべりも好きかも、と思い読み始めました。 |
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| 「パンとワインとおしゃべりと」 玉村豊男著/ブロンズ新社 \1600」 | ||
| 大きく4つに分けられた内容はどのページから読み始めてもすんなり入れる構成になっています。個々の中身も1つが短く読みっきりサイズ。 ちょっと混みあった電車の中や短い昼休みなんかにももってこいですね。 私が特に気に入ったのは最初の固まり(第1章というのかしら…)。 タイトルは“パンにまつわるおいしいエッセイ”。 タイトル読んだだけでも美味しそうでしょ… 今では想像もつかないレバノンで、メゼと呼ばれる中東風前菜とともに食べた パンのこと、エジプトでは豆で作った団子を揚げた揚げ団子・ターメイヤを エジプトのパン・エイシに挟んで食べる“ファラフェル”の話、 同じニューヨークのベーグルでも人気のお店と伝統的なお店では食感が違うこと… などなど、まるで自分が旅行に行った気分になってきます。 これから行く時の参考になったりもしますね。 本はまだまだ続きます。2つめの固まりは(第2章?)ヨーロッパの食紀行。 これまた美味しい話満載。この国に行ったら絶対これを食べてみたい、と思わせる内容です。そして“玉村式おいしい食卓”“パンとワインとおしゃべりと”と続く… 読み終えてまず、おなかがグッー。そして食べたい!食べに行ってみたい!と次への興味をそそる1冊でした。 是非、読んでみてくださいね。 (ゆみ) |