聞かせてパン屋さん!

第1回
『ドンナ(千葉・幕張本郷)』


私たちはパンふぉの活動の中心として“パン屋さんめぐり”をしています。
日本のみならず世界中のおいしいパン屋さんを発掘しよう!という企画ですが、
できるだけ多くのパン屋さんと出会いたい!という気持ちがあり、
なかなかひとつのパン屋さんとじっくり向き合う機会がありませんでした。
もっと掘り下げて『一つのパン屋さんの魅力を探ってみたい。』
『オーナーとじっくりお話してみたい。』そんな思いからこの企画を作りました。
記念すべき第1回は千葉の人気パン屋さんドンナさんです♪

〜ドンナママってどんな人?〜

これがドンナさんの外観です。入り口にはうさぎちゃんがお出迎え!
千葉市幕張本郷の駅から程近い住宅街にドンナさんはある。
今流行りのおしゃれなパン屋さんということでもなく、気を衒った品揃えということでもない。一見よくある街のパン屋さん。
しかしお客様はひっきりなしに訪れ、それぞれお目当ての商品を買っていく。パン特集の雑誌に紹介されたことも数知れず・・・。何がこんなに人々を惹きつけているのか?その魅力にせまってみたい。
そんな気持ちで約束の時間に伺いました。ドキドキの初インタビューです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―うちのパンはまったくの無添加です。最初はアトピーの息子に食べさせるために作った
パンふぉ:まずパン作りでこだわっていることを教えてください。
ドンナオーナー吉野さん:うちのパンはまったく無添加です。パン作り始めたは息子が2つくらいでアトピーになった時に食べさせたいと思ったのがきっかけです。1年くらい教室にも通いました。(吉野さんのお話によると、食品の中でもパンやゆでうどん・そばが一番添加物が多いそうです。)本格的に始めようと思ったのは、バツイチになって子供を食べさせて行くためにさぁどうしよう?と思った時。人に使われるのは好きじゃないし、仲間たちにも『あんた、パン屋さんするしかないんじゃないんの?』と言われ、それから半年後には始めてしまった。実はパンは作ることが好きで、食べることはあまり好きじゃない。
パンふぉ:えっ?!(あの噂はホントだったんだ。)1日の中でパンを食べることはありますか?
朝は3杯飯でごはんにおつけものとお豆があれば!それが活力源!最近はうちのホットドッグにはまってる。10年パン屋やってて初めて。毎朝食べてる。他はほとんど食べないですね。



―昔は怒るとスケッパーを投げた。パンは楽しく作るとおいしくなる・・・・―
パンふぉ:新商品の開発・研究などはしておられますか?
吉野さん:スタッフみんな主婦だから、みんなで相談してる。こんなのやりたいとか、売れないからやめましょうとか・・・。
みんなよく働くし気立てもいい。私わがままだから。私みたいなのの下でよく働いてくれる。ホントに!最近は怒らなくなったけど、昔はスケッパー投げたりとか・・・主婦だから作業しながら人の悪口を言うのよね。そんな時は“帰れ!”って怒った。パンは楽しい話をしながら作るとおいしくなる。
パンふぉ:(一同大きくうなづく、)なるほど。そうですよね。わかります!。。。今一番の人気パンを教えてください。
吉野さん:インターネットでは(※超メジャーなパン情報サイト『パンの耳さん』のこと)では“ドンナ酵母のイギリス食パン”が1位になってる。ドンナママの食パン(角食)も人気。あとはブルーベリーカンパーニュが予約で売り切れ。(※生のブルーベリーを蒸してワインにつけて柔らかくして混ぜており、これを使ったブルーベリーの食パンもあり(1回/週のみ)是非一度食べてみたい!(~o~))大きくてプクプクしておいしそーなメロンパンです!
パンふぉ:じゃんけんメロンパンって?
吉野さん:一昨年パンが売れない時期があってどうしようと思って始めた土曜限定イベント。(じゃんけんに勝てば少し大きめ(1.5倍)メロンパンが0円負ければ120円になります。)大人から子供まで楽しめる。子供にはわざと負けてあげる。子供がすごく好きなものがいいかなと思って、他ではサービスできないからね。儲けるのは下手だけど、楽しんで仕事ができればいいな。と思ってる。おばあさんになってもパン屋さんをやっているだろうと思う
最初はグー♪じゃんけんぽんっっ!



―パンとは楽しいこと!やさしいパン屋さんになりたい。―
パンふぉ:吉野さんにとってパンとは?
吉野さん:楽しいこと!添加物を入れないから毎日違う。それがおもしろい!
パンふぉ:パン屋さんをやめたいとおもったことは?
吉野さん: ないですね!全然ない!
パンふぉ:他のお店で個人的に好きなパン屋さん・仲の良いパン屋さんなどはありますか?
『ブレーメン』
大の仲良し。シャコパンで一躍有名になったパン屋さん。『ママンドータ』あの人に追いつけ追い越せで頑張りました。仲良し。(ぱんふぉも千葉パン屋さんめぐりでお邪魔しました!)『パンステージプロローグ』かっこよくて涙もろいオーナー。こころのある今時めずらしい青年。『エスプラン』よいパンを焼いてる!(吉野さんからぱんふぉを紹介くださるとのこと、次回インタビューに期待(^o^)丿)
パンふぉ:ネット限定の高価なパンなど、今のパンブームについてどう思いますか?
吉野さん:私は庶民のパンを作りたい。材料いいものを使ってもこの値段でできるのに、どんどんエスカレートしている。天然酵母を使っても美味しくて柔らかいパンができるので、これを続けて行きスタッフのみんなさん。右端がオーナーの吉野さん。たい。また混ぜるだけの天然酵母なのに、天然酵母だと謳わないでほしい。
パンふぉ:今後のチャレンジはありますか?
吉野さん:2階で軽い食事ができるようにしたい。来年10周年記念にジャズシンガーを呼んで、ワインを飲んでっていうパーティを企画している。他のパン屋さんはこんなことやらないでしょ。なんか楽しいことがいいなぁ〜て。
パンふぉ:座右の銘はありますか?
吉野さん:そんなのないわよ!(笑)いつも元気印なの!仲間の女性パン屋さんに「あなたに会うと元気が出るワ。」って言われる。お客さんからパワーを貰って、お客さんにパワーをあげられればいいかなって。やさしいパン屋さんになりたい。




吉野さんの最後の言葉どおりたくさんのパワーを貰って大変充実したインタビューで第1回目終了することができました。ドンナさんのお店に入ったときに感じる温かさや懐かしさは“肝っ玉かあさん吉野さん”そのものなのでしょう。これからも変わらずおばあちゃんになっても愛情一杯のパンを作り続けてほしいです。吉野さん、従業員の皆様お忙しい中インタビューにご協力、本当にありがとうございましたっっっ!

お便りはこちらへ

〜♪新着情報♪〜ニューフェイス!大きな石釜と男性スタッフ
先日1ヶ月ぶりにドンナさんにおじゃましたところ、
大きな石釜と黒一点なんと男性スタッフが一人増えていました。レジのスタッフに女性スタッフのみだったのでは?とお伺いしたところ『今年頭くらいから一緒に働いてます。やさしいんですよ!』と仲良く頑張ってるご様子。オーナーも『これからはハード系のパンにも力を入れたい!』と張り切ってらしゃいます。今後のドンナさんの更なる飛躍を大いに期待します。