Q:今回のインタビューを通してAさんが一番伝えたいことは?
パン屋に限らず、大手メーカーが安全性に疑問のある化合物を用い、企業の利益だけを考えた、食品としていい加減なものを作っている訳ではないことを消費者の皆さんに分かってほしい。今から30〜40年ほど前ならともかく、そのようなものが市場で受け入れられるほど、現在の日本の消費者や、食品を取り巻く様々な環境は未成熟ではありません。
たしかにいくつかの食品添加物については10年、20年食べ続けてどうか?といった実験結果はありません。しかし、それを行なうことは現実には不可能です。
また科学者として実証していないことを公で発表することはできないので、(このような話を)誰も責任のある立場では話しません。逆に「危ないかもしれない」
という論調は非常に話しやすいし、危なくなかったところで責任は問われない。私に言わせればマスコミの態度はすべからくこう見えます。
かつては、よくパン職人は『寝ずに働く』といった話があり、それは美学・美談だと思うが、果たしてその職人やその家族は幸せだろうか?それをうめていく技術力は決して悪いことではないと思います。
以前から、本日お話した内容を広く世の中に伝えたいという思いはあり、一部内容についてはシンポジウムを開こうと試みたこともあったが、同じ業種の会社の枠を超えてというのはなかなか難しい。
(消費者としては添加物に関する知識がないし、今回お話頂いたような内容を発表頂かないと、やはり袋パンは体によくないという風評は変わっていかないと思うと意見したところ・・・・・)
ただ、現在の動向/自然志向が強まり、添加物や遺伝子組み換え食品などを極端に危険視するマスコミなどの影響もあり、厚生労働省・農水省からの規制など、今後動きがありそう。そうなってくれれば企業としても腰をあげることとなるでしょう。
●インタビューを終えて・・・
今回の某パンメーカー開発担当Aさんとお話できたことはぱんふぉメンバーにとって非常によい経験となりました。企業として日夜いろいろな研究をし、よりよい製品を作るために努力しておられるのが伝わりました。
後日ネット検索したところ、塩化アンモニウムなど16品目の食品添加物は「イーストフード」という一括名の表示が認められているということ記載をみつけました。食品添加物に関する知識がないだけにやはりまだ心配な面があります。
http://www.cfqlcs.go.jp/administrative_information/public_relations_magazine/question_and_answer_of_food/qa68.htm
(農林水産消費技術センターホームページより)
情報が溢れている昨今、マスコミで問題になっているからと一方の意見にただ同調するのではなく、消費者側ももっと勉強し、自分の目で選択していかなければいけないと強く思いました。
|
★ はみ出しコラム ★ へぇ〜へぇ〜へぇ〜
余談ですが、インタビューの中で面白かったお話しを少しご紹介・・・・
■某パンメーカーのあんぱんやメロンパンはすべて手作業にて餡包みなどをしている。(作業を見てみたい!(^○^))
■あんぱんの餡の量は関東より関西のほうが多い。(関西人は食い意地がはっているのか?!)
■個人的に好きなパンのタイプは紀伊国屋のプンパニッケル。(レバーペーストを塗ってビールのつまみに….。Aさんはなかなかのグルメ??)
■ 某パンメーカーで製品開発に関わる方々は毎日パンの試食をしているため、血糖値が高め。。。
■ 美味しいパンを求めて海外へ旅行するならお勧めは、発酵乳製品・生ハムなどの熟成した畜肉製品のおいしいところ。例えば、スペイン・イタリア・ドイツ・アルプス・ベルギーなど。
|
|
|